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[No.47]
 ――星降る丘へ
【登場人物】
ヴィンセント

一方その頃―――
ヴィンセントは魔法科学の粋を集めた監視ルームで、その2人の様子を見ていた。
その手元には、ケフカから貸し渡された参加者名簿が開かれている。
ヴィンセントは三白眼で虚空を睨み、呟く。
「パパス、スコール―――こいつらは、強い」

ヴィンセントは黙考する。
望む未来を手に入れるためには、全ての参加者を葬らねばならない。
この2人の戦士も例外ではない。
彼らは今のところ徒手空拳、無力とはいわないが恐れるほどのものではない。
しかし、この先武器や防具を手に入れたとしたら?
たとえ不意を撃ったとしても、まず勝てないだろう。
1vs1でやりあったとしても、無傷で勝利する自信はない。
ならば、今が。
難敵を纏めて屠る最高の機なのではないか?

「決めた?決めちゃった?ここに決定?」

ヴィンセントは無言でケフカの問いに頷き、ハイブロウSTを小脇に抱えた。
【ヴィンセント 所持品:ハイブロウST 神羅甲式防具改 現在位置:本拠地→J-06 星降る丘
 行動方針:勝利し、過去を改変する 】

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